地域研究誌 AOSABA LABO 高知県
四国最南端にある土佐清水市。黒潮と大地が出会うこの場所の風土をジオパークやサイエンスの視点から発信する地域研究誌です。地域にある「なんだかおもしろそう」なことを、地域に住む仲間たちと自由に研究して、まとめました。取材の過程では、地域住民を対象にした植物調査会や郷土料理教室などのイベントを開催し、多くの地域住民に誌面づくりに関わってもらえる工夫を盛り込みました。
今号では、漁師町にたたずむ島をあらゆる視点から解剖したり、郷土寿司を訪ね歩いたり、美しい景色の成り立ちを地球科学の視点から分析したりと、「土佐清水らしさ」の理由をサイエンティフィックに紹介。子どもの頃にお気に入りだった図鑑のようなワクワクする冊子ができました。誌面をめくると、これまで見えてこなかった色鮮やかな「私たちのまち」が見えてくるはず。地域の人と自然、そして「土佐清水らしさ」を未来につなぐ媒体として育てていきたいと思っています。
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