2018タウン誌部門 最優秀賞・優秀賞

BYWAY後志(バイウェイしりべし) 北海道

後志とは北海道南西部、小樽やニセコ、積丹半島などで知られる0の市町村で構成される行政区域す。 広域観光圏を支えるのは個々の町や村の魅力のブラッシュアップと情報の発信。自分が暮らす地域に自信を持てなければ、観光客を歓迎する気持ちは生まれません。まずは自分の町や村の魅力と可能性に気付き発信するリージョナリー媒体として、そして執筆者間のネットワーク形成を目指して『BYWAY後志』の活動は続いています。
審査コメント
小樽やニセコ、積丹半島などで知られる北海道の後志(しりべし)を雑誌名にした雑誌。この街で暮らす人々にスポットを当て、インタビューや取材を丁寧に行い、人々の暮らしぶりや生き方が伝わってくる地域密着性が評価されました。インタビュー相手が皆さん大変魅力的なお話の持ち主で構成されており、地元の人が地域を再発見するためには不可欠の雑誌と思われます。今後、ますますの、街再発見媒体になるように期待しています。
受賞の喜びの声
この度はタウン誌部門で最優秀賞のご評価をいただきありがとうございました。 コンテストについては以前から承知しておりましたが、「後志(しりべし)」という 福島県とほぼ同じ面積に20の市町村が存在する行政区割の情報誌が「タウン誌」のカテゴリーにエントリーして良いものか? また執筆者、カメラマン、そしてエディトリアルに携わる関係者全員がノンギャラにもかかわらず積極的な参加をいただいていること、そして読者と広告スポンサー、後援している方々がおられるだけで十分に幸せなことで、あえてコンテストで評価を受けるのは・・・、できるならせめて数冊のバックナンバーで審査を受けることができれば・・・というためらいもありました。 とはいえ、発刊10年20号の発刊を機に審査をいただき、その結果を今後のステップボードにできればと、私の一存でエントリーさせていただきました。ところが「ネット投票」の呼びかけですっかり知られてしまい「もはや手ぶらでは帰えれない」状態で授賞式に出席、「最優秀」の発表を受け「これで北海道に帰ることができる」とちよっと脱力。 今回の受賞に、関係者の方々には私の想像以上に喜んでいただきました。 たぶん今回の受賞が弊誌継続の力となることを信じて、次号(21号)の編集作業を進めています。 【BYWAY後志を支えてきた3つのNON】 (1) ノンコンセプト :執筆者の意向の尊重。編集会議はときどき開催。 (2) ノンマーケティング :20の市町村での書店数は減少の一途、すでにその数は10件を切っている地域での出版活動など・・・。 (3) ノンキギャラ :前期の通り関係者全員がノンギャラ。本の売り上げと広告収入で印刷と配送料と著作権使用料を生産するだけの自転車操業(貯金通帳も一冊と極めてシンプル)。 (BYWAY後志事務局 久須美英男)

福楽 福井県


日々の暮らしをこころ豊かに過ごし、また楽しむために生まれた季刊誌『福楽』は、来年創刊20年を迎えます。美しい里山と海湖がもたらす食材の宝庫「福井」は、他県からはあまり知られていないのですが、実は3年連続”幸福度日本一”の県!ゆったりした気候風土と歴史に培われた風習や伝統の技が今も脈々と受け継がれ、それらが多く残っているのも福井です。ここ7、8年、『福楽』は1号に付き1市(又は1町)に絞り込んで特集をしています。毎号、約40頁にも及ぶボリュームは、近隣の人さえも知らないニッチ情報が含まれ、紹介エリアが集中しているため『福楽』を見て出かける人が増えています。オフシーズンの観光地の集客やウイークデーの昼間の飲食店の賑わいに、多少なりとも貢献しているようです。福井の女性の為のライフワーク提案だった『福楽』は、いつの間にか福井だけでなく福井以外の人にとっても価値を感じて貰えるようになりました。
せんだいタウン情報 S-style 宮城県


グルメ、おでかけ、エンターテインメントなど、仙台・宮城で暮らす全ての方へ、街の最新情報をいち早くお届け。消費意欲旺盛な30代前後の男女をターゲットとした地元密着型のタウン情報誌です。2018年6月号の巻頭特集は 「カレーライスと中華そば」。家庭の食卓や家族との外食など、私たちが昔から食べ親しんできた「カレーライス」と「中華そば」。仙台・宮城で長年愛される老舗を中心に紹介しました。また特別企画として、4月22日に開催された「羽生結弦選手『2連覇おめでとう』パレード」の模様を20 点の写真と共に紹介。パレード後に行われた記者会見の全文掲載やファンスナップなど、8ページに渡って掲載。全国各地から多くの問い合わせをいただき、発売前の5月18 日時点で「Amazon売れ筋雑誌ランキング第1位」に輝きました。
KOBECCO 兵庫県


神戸・阪神間は、山と海に抱かれ、南北に細長く街が続きます。比較的、夏は涼しく、冬は暖かい環境であることから、明治後期以降は、住宅地として拓けてきました。そして、住宅開発と共に独自の生活文化やライフスタイルを育んできました。『KOBECCO』では、1961年の創刊以来、「神戸・阪神間のより豊かで、美しい暮らしのための”道しるべ”」をコンセプトに、衣・食・住・遊・学・医にいたる、多彩な生活文化やライフスタイルにスポットをあて、神戸・阪神間の魅力を発進しています。現在では、専門店や飲食店をはじめ、神戸市内のホテルの客室、有馬温泉の旅館のお部屋、病院など様々なスポットに設置していただいております。これからも、時代のニーズに適った媒体であり続けるために、常に進化を遂げていきたいと思います。
月刊ウララ 福井県


皆さんは「福井」という言葉に何を連想しますか。ご存じならば「越前がに」や「恐竜博物館」、ひょっとしたら「幸福度No.1」というイメージもあるかもしれません。福井県はマイナー中のマイナー県、「いったい何があるの?」と思われるでしょう。でも、福井にはいろんな人、いろんなモノ、いろんなコトがあり、福井を盛り上げる人、楽しむ人がいます。彼らの思い、形にしたもの、それらを毎月まとめているのが、福井で一番売れている雑誌『月刊ウララ』です。ウララとは、福井弁で「私たち」という意味。福井に住む私たちの“今”を切り取り続けて、今年で創刊30周年を迎えることになりました。福井に来る時、福井に来た時、『月刊ウララ』を読めば福井の楽しいことが全部わかります。福井の美味しい場所が全部わかります。福井の面白い人が全部わかります。福井を知る雑誌、楽しむ雑誌、それが『月刊ウララ』です。