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隈研吾 特別賞

地方創生に大きく寄与している媒体を表彰

最優秀賞

新林[東京都]

日建設計コンストラクション ・ マネジメント(NCM)は、マネジメントというサー ビスを通じて、建設事業を中心とするあらゆるプロジェクトの課題の解決に貢献する企業です。 今、私たちをとりまく状況は刻々と変化しています。社会や各企業は、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、企業統治)投資を念頭にいれた事業活動ヘシフトしています。私たちもマネジメント ・ コンサルティングファームとしてクライアントの皆様のこうした動きに応える他、独自の視点で社会貢献していく必要があると考えます。 2015年の創立10周年に合わせ社会貢献活動(CSR)として富士山での植樹活動を 開始し、2019年まで5年間実施してきました。 ⽊を伐ること ⽊を運ぶこと ⼭林をつくること 資源をつかうこと をコンセプトに実体験で「企業」と「⼭林」の関わりにおける【無関⼼】を変えるきっかけになればと考えています。

審査コメント

昨今、わが国において木材の活用が叫ばれています。また、林業における危機についても、話題にのぼるようになりました。
このような時代の流れの中で、プロダクトから自治体の政策まで、総合的に扱っている点が、非常に興味深いと感じました。
消費量の多い建材について、深く掘り下げて取材をしたら面白いと思います。次回以降に期待します。
(隈研吾談)

受賞の喜びの声

当社は建築分野におけるマネジメント・コンサルティングを主な生業としています。このコンサルティングに関わる立場だからこそ、現場の生の声や実体験に基づいて、「サステナビリティ」の本質はどこにあるのかを問い続けなければと強く認識しています。
また本活動を通じ、地域で多様な実践される方々に取材をさせて頂いており、言葉では表しきれない感謝の気持ちがあります。我々は歴史に学びつつ、新しい森林文化を耕すため、引き続き柔らかくポップな表現で、プロダクトから自治体政策まで森林に係るテーマの深堀りをして、多くの皆さまにお届けしたいと考えています。
今回、社内外の才能と協働し、課題先進国である日本において実直に活動をしていることを、審査員の皆さまに高く評価を頂きました。これをきっかけとし、より一層多くの方々と連携し、小さな実験を繰り返し、日本の森林文化の魅力を共有していきたいと感じています。

最優秀賞

地産地消文化情報誌「能登」[石川県]

審査コメント

2010年の創刊以来、季刊誌としてしっかりした編集内容で、継続的に発行されている点が素晴らしい。
特集、連載記事ともにクオリティの高い内容で読み応え十分です。
特に写真のクオリティは他媒体に比べて非常に高く、読者を惹きつけます。特集「能登に泊まろう!」は、読んだ人が能登に泊まりに行きたくなる内容で、観光的にもアピールできていると思います。
(隈研吾談)

受賞の喜びの声

能登半島の先端にある輪島というところで、14年前に季刊誌として100ページオールカラーの雑誌を創刊して、現在53号目を発行しました。
会社員を途中で退職し寺に入り、現在は寺の住職です。時間が余っておりましたので、何かしたいと思い、発行したのがこの能登という雑誌です。まさかこんなに長く続けることができるとは思っていませんでした。 こういう賞をいただきまして、来月70歳になりますけども、どこまでできるか自信はありませんが、もっとやれという励ましを頂いたと思い、もう少し頑張りたいと思います。本当にこのような名誉ある賞を頂きまして、ありがとうございました。

優秀賞

[順不同]

Fのさかなおもしろ図鑑[石川県]

日本海に突き出た能登半島のくらしは、海の恵みである「さかな」と共に成り立ってきました。「Fのさかな」は、そんな能登半島からさかな文化を全国に発信するフリーマガジンです。巻頭特集では毎号ひとつの魚介類を取り上げ、生態・謎・食べ方に至るまで、様々な視点から魚介に迫ります。そんなフリーマガジン「Fのさかな」の読者の皆様のご要望から生まれた図鑑です。毎号反響の多い「特集ページ」を丸ごと図鑑にしました!能登近郊で獲れる魚介を四季に分別し、魚介の生態・謎・食べ方に至るまで、様々な視点から魚介に迫ります。一般の読者の方だけでなく、寿司職人や水産業関係者、旅館スタッフの皆様にも大変ご好評をいただいている永久保存版です。

優秀賞

[順不同]

フリーペーパー飯山旅々。VOL.13[長野県]

信州、飯山の旅の背景にある地域の魅力を伝えるフリーペーパーである「飯山旅々。」。本号vol.13の特集は「古民家の暮らし」です。長野県の最北に位置し、豪雪地帯である飯山市。市内を車や自転車で走ると、大きな屋根の古民家に出会います。時代と共に空き家が増えていますが、その一方で豪雪地の知恵が詰まり、時を経た魅力を秘める建物に惹かれ、そこに新たな息吹を吹き込む人々もいます。その中には、宿や飲食店といった旅の中で訪れることのできる場所もあります。本号では、豪雪地・飯山ならではの古民家の建物としての特徴や、そこに新たな息吹を吹き込む人々の想いによってさらに魅力を増している古民家にスポットを当てました。古民家を通し、飯山市の魅力が伝わりますように。

優秀賞

[順不同]

人宿町人情通りマガジン[静岡県]

旧東海道沿いの府中宿にある「人宿町」を舞台に、昔ながらの街並みと新しい個性溢れる店が集う、人情溢れるコンパクトストリート「人宿町人情通り」を紹介したフリーマガジン。かつては「七ぶらシネマ通り」とも呼ばれる日本有数のシネマ通りだったが、老朽化により閉館が相次ぎ、近年では商店街の賑わいが衰退しつつあった。そんな中、株式会社創造舎が当該エリアに事務所を移転したことをきっかけに、にぎわい再生に向けた「OMACHI創造計画」がスタート。新しく7年で約90店舗のディープで個性的な飲食店?物販店を増やし、地域のお祭りも復活。地域住民、行政、店主と共に人情溢れるまちづくりを行っている。