観光部門
観光部門 最優秀賞
Pomodoro[熊本県]
「熊本がもっとおいしくなる」をコンセプトに、熊本のグルメ情報や文化をお伝えするフリーマガジンです。年3回発行し、熊本市内の交通要所や観光名所等で配布しています。 観光客向け媒体と差別化されている点は、ガイド情報のみならず、そのお店やものづくりに携わる方々の深堀りインタビュー記事を必ず載せることです。 pomodoroは、トマトを意味するイタリア語。 「トマトを始め、イタリア料理の食材と、熊本で採れる食材は共通するものが多い」と語るローマ出身者を始め、外国人スタッフ3名を擁する編集部が取材・執筆・編集しています。 フリーマガジンとウェブ版である当サイトは、阿蘇の高森町に第二本社を置く出版社コアミックスが発行・運営しています。
優秀賞
新宿plus[東京都]
新宿区のおでかけ情報誌「新宿plus」。文化、歴史、芸術、エンターテインメント、ナイトタイム、グルメなどの新宿の多彩な魅力を深堀りし、読むたびに発見のある情報をお届け。「新宿境界線めぐり 新宿は区界までおもしろい!」と題した巻頭特集では、6つの区とつながる新宿の奥深い魅力にふれられる区界スポットをご紹介。その他、新宿の多国籍なグルメを紹介する「Shinjuku Gourmet」、ギタリストのマーティ・フリードマンさんが夜の新宿三丁目と歌舞伎町を訪ねる「Shinjuku de Night」、昼と夜の早稲田・神楽坂エリアを歩く「ひるさんぽよるさんぽ」、老舗銭湯店主へのインタビュー、江戸三大閻魔といわれる閻魔大王像の紹介など、新宿を存分に満喫できるとっておきの一冊です。電子ブックのほか、全掲載物件がGoogleマップで見られるのも便利です。読み応えのある本誌を片手に、まち歩きをお楽しみください!
優秀賞
やまなしStyle[山梨県]
『やまなしStyle』は、山梨県の魅力を観光・文化・食の面から多角的に発信する広報誌です。世界に誇る自然景観や地域資源に加え、県が推進する先進的な施策や、山梨にゆかりのある著名人のインタビュー、移住者の声なども掲載し、地域の今と未来を伝えています。特集ごとに明確なコンセプトを設け、写真や文章を通じて山梨の空気感や価値を丁寧に表現。今号では「古民家」を取り上げ、“感動時間”を過ごしてほしいという思いを込めて構成しています。紙面とデジタル版の両方で展開し、県内外の幅広い層に向けて山梨の魅力を届けています。
優秀賞
しまね十九[島根県]
「ためになる」より、「好きになる」。島根は19の市町村でできています。東西に長く、島もある。文化も方言も人の気質もずいぶん違います。わたしたち「しまねまちなび」は、そんな19のメンバーたちの個性を引き出して応援する存在。本誌では、普通の島根情報では満足できない島根玄人のあなたへ、島根のニッチな魅力を、独断と偏見と、愛情をもってご紹介します。質より量より愛で勝負。ためになるかはさておき、19市町村を好きになる1冊になりますように。創刊号から続く特集「癖祭」。地域の祭りには、歴史やら人の思いやら風習やら、その土地ごとの“癖”みたいなものが凝縮されています。神々の国島根には、ちょっと珍しい神事もたくさん。突っ込まずにはいられないお祭りパラダイスへようこそ。今号では、かつては神饌として鹿の頭が供えられていたが、現在は代打として、鹿の頭に見立てた「茄子」を供えている祭など10の祭を掲載しました。


審査コメント
最優秀賞受賞作品『ポモドーロ』(コアミックス社)は、熊本のグルメをインパクトのある誌面で美しく紹介した誌面が非常に印象的でした。 地方の駅等で見かけるグルメ誌は情報量が多く、小さな文字が並びがちですが、同誌は食材の魅力を大胆な写真で表現し、「実際に行って食べてみたい」と読者に強く思わせる力があります。 私は仕事でANAおよびLCCのPeach Aviationを担当しておりますが、観光は私たち航空会社にとっても大切な基盤です。本日最優秀賞を受賞された作品、そしてノミネートされた作品のいずれも、それぞれの地域の魅力を掘り起こし、人々が旅に出るきっかけをつくっています。こうした活動は、地域経済の活性化に直結する大変重要な取り組みです。 昨今は海外からのインバウンドが急増する中、SNSをきっかけとした“思わぬ人気スポット化”やオーバーツーリズムといった課題にも向き合う必要があります。 しかし何よりもまず、地域の魅力を丁寧に伝える皆さまの努力こそが、観光の活性化と地域創生の大きな力となります。 受賞5チームの編集部の皆さまの、今後ますますのご活躍を心よりお祈りし、お祝いの言葉といたします。
受賞の喜びの声
このたびは観光部門最優秀賞を授与いただき、まことにありがとうございます。 熊本の魅力を観光客に向けて発信するフリーマガジンとして、年3回、コツコツと編集・発行を続けてきた私たちにとって、大変ありがたく、励みになる賞でございます。評価いただけたことに、謹んで御礼申し上げます。 そして、私たちの意図や、情熱や、選んだ言葉が、読者に伝わるよう創意工夫してくださっている岡本一宣デザイン事務所の各位にも、心より感謝申し上げます。 いま熊本は、「半導体」と「マンガ」で注目されています。半導体の受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が進出したこと。全国の公立高校で初めてマンガのつくりかたを学べる「マンガ学科」が阿蘇の県立高校に創設されたこと。国民的人気マンガ『ONE PIECE』のキャラクター銅像が国内外から多くの観光客を集めていること。これらのことは、折に触れて報道されている通りです。これからの日本の可能性が語られるとき、希望をもって言及されることの多い「半導体」と「マンガ」に関し、チャレンジ精神をもって先駆的に取り組んでいるのが熊本県なのです。 その一方で熊本は、豊かできれいな水資源に恵まれており、日本でも有数の生産量を誇る野菜や果物の産地でもあります。小誌の名前「pomodoro」は、イタリア語でトマトの意味。トマトの生産量が熊本が全国一であることにも由来しています。この豊穣の地の食材や食文化の魅力を、観光で熊本にいらっしゃる方に伝えられたらと、私たちは「pomodoro」を制作しています。今回、賞を授与いただいたことを励みに、食を中心とした熊本の魅力発信を、今後もコツコツ続けられたらと思います。