2019ライフスタイル部門 最優秀賞・優秀賞

ritorno(リトルノ) 京都府

「ritorno」とは? イタリア語で“戻る”の意味。しかし、ただ昔を懐かしんで振り返るのではなく、「じぶん温故知新」がリトルノのテーマ。 もういちど、夢見る大人になってもらうために、人生の忘れ物や答えを、地元京都に寄り添ったさまざまな情報を通して見つけてゆくフリーマガジンです。
審査コメント
特集「京都、ちょっと社会にいいお店」は、“人柄”ならぬ”お店柄”にふれる、という企画です。丁寧に取材されたお店やそこで働く人々の「想い」に触れることによって、京都の良さを再認識させくれる点が高く評価しました。写真もよく、地域密着感を心地よく感じられる内容で、食だけでなく雑貨や寝具など様々な分野がバランス良く取り上げられており、最後までいっ気に興味深く読めました。紹介された商品等に値段が記載されていれば読者の満足度は一層上がると思いました。
受賞の喜びの声
このたびは、優秀賞でも充分過ぎるのに、最優秀賞をいただき誠にありがとうございました。今回の受賞は、作り手だけではなく、広告主の皆さん、取材を受けてくださった方々、重い荷物を必死で運んでくれる配布スタッフ…、そして、なんといってもリトルノを愛してやまない読者の皆さんといったあらゆる関わりの中からいただけた賞だと思いますので、感謝してもしきれません。 2020年は私も55才になります。これまでの、どんな55才になりたいかから、どんな55才でいたいか、そしてどんな60代・70代になっていきたいのか、という新たな視点を加えて、より一段とおもしろい誌面づくりに頑張りたいと思っています。 また、リトルノは読んでいただくだけではなく、読者に体験も提供することを大切にしていますので、さらにタイアップイベントにも力を注いでゆきます。これからのリトルノにも、どうぞご期待ください!

ふじさわびと 神奈川県


①毎号、表紙とインタビューは、藤沢が誇る著名人に「生き方」をお尋ねしています。今号は、女性初の藤沢マイスター・ガラスアーティストのノグチミエコさん。海外でも活躍中です。1100度のガラスを操る真剣勝負のまなざしをとらえた写真で表紙を飾りました。②市民には必須だけれど硬い話をイラストで目をひく工夫をしました。選挙が終わっても市民には馴染みにくい市議会を再現してみました。住みよい街を作り出す先導は市議。タウン誌は「元気ないい街」を作り出すためにあると思っています。③好評連載「ふじさわ歴史さんぽ」は、毎回、藤沢在住の一流作家佐江衆一の書下ろし。原稿料も「ふじさわびと」応援価格(笑)にしてもらっています。④Life history今の藤沢の街の元気さは歴史があってこそです。「藤沢宿」の語り部に登場いただきました。
ピースなじかん 埼玉県


「ピースなじかん」は、埼玉で生まれ育つ子どもたちにとって、故郷が素敵な思い出とともに未来へ継承されることを望み、そしてページをめくるたびに親子の間に “ピース”なひとときが流れることを願ってスタートしました。埼玉県の子育てファミリーに向けて、豊かな子育てライフのきっかけをお届けしています。 また、小誌では埼玉県の子育てファミリーへの様々な取り組みも実施。弊社運営の総合住宅展示場とのコラボレーションで、子育てママによるカルチャー講座の運営やサポート、子どもの可能性を引き出すイベントなども行っています。 夏号vol.12の特集は、ジオパークに認定された秩父エリアを舞台に「海なし県」の埼玉に海があったことなど、知られざる埼玉の成り立ちを楽しみながら学べるジオ体験をご紹介。他にも親子で参加できる防災体験スポットや読者ママによるカフェ紹介など、埼玉県の子育てファミリーの知的好奇心を刺激する内容が盛りだくさんです。
ツクバ人間 茨城県


「ツクバ人間」は茨城県つくば市の魅力を発信する地域団体「勝手につくば大使」発刊のフリーペーパーです。地域の魅力を発信するうえで欠かせない”人”の魅力にフォーカスをあて紹介しています。特集では地元の人が熱中している活動を写真・文章を駆使して表現しています。つくば美熟女図鑑というコーナーでは、経験豊富な美熟女に人生の苦労話をお聞きし、そこから教訓を得ています。人生画廊コーナーでは、例えばラーメンなど店主が人生を懸けて作り上げた商品を「作品」と見ることで、そこに対しての気持ちの部分を掘り下げます。また本媒体では地元の企業・市民から協賛を募っているのですが、ただの広告ではなくスポンサーページも人の顔が分かるように制作しております。つくばの人の魅力を、つくばの人に応援していただきながら発信しているツクバ人間をどうぞご覧ください。
cocomi 福岡県


筑後エリアの中心・久留米市は、フリーペーパーの激戦区。若い女性を読者層としたものが多く、「見分けがつかない」と言われることもしばしば。そんな中、弊誌は昨年6 月、程よく年齢を重ねて五感の肥えたオトナたち(35 歳以上の男女)をターゲットにリニューアルしました。有名無名に関わらず実は知らない筑後のことを掘り下げて情報提供することを使命としています。今年4 月号では「八女茶」を特集。その歴史や評価される理由等を徹底取材したところ、「地元のことなのに初めて知った」と読者から大きな反響があり、八女茶業界からも注目されました。また、ライターが町を散策する連載コラムは、「地元の歴史に触れられ、新たな魅力に気付かされる」と人気コーナーに。この町で活躍する人に生きるヒントを頂く対談ページも力を入れています。誌面で伝えきれない情報は、HP やSNSとクロスさせてお届け。保存してじっくり読んでもらえる雑誌を目指しています。