2019タウン誌部門 最優秀賞・優秀賞

季刊「能登」 石川県

石川県はかつて北部の半島エリアの「能登國」と、南部の「加賀國」に分かれていました。能登國の歴史は加賀國よりも古く、今から約1300年前に独立した歴史を有します。2010年秋、独自の歴史や民俗、文化が今も色濃く残る能登の魅力を、人や食、歴史や文化などを通して、能登の内外に伝えることで、一人でも多くの人に能登を訪れてもらいたい、そんな願いを込めて創刊しました。今年夏号では、近年目立つ能登への移住者(Iターン・Uターン)を特集。移住者たちには、従来から能登に住む人たちの常識では考えられない発想や価値観があり、その暮らしぶりや考え方から何か大切なヒントを得ることができるように感じます。特集では彼らを通して、高齢化と人口減少に悩む能登の、これからの可能性を探りました。
審査コメント
地産地消というコンセプトのもと、地域産品のみならず地域の文化に至るまで、幅広い情報が丁寧に取材されています。受賞号の特集「移住・定住」では、Uターンも多い能登ならではの良さを美しい写真をうまく活用しながら表現している点も高く評価しました。受賞号の表紙であるかき氷の撮影はきっと大変だったのではないかとそのチャレンジぶりに審査員一同感動。季節感あふれる表紙のインパクト、インタビュー記事を含む誌面全体の構成がしっかりしており、素晴らしい地域密着型情報誌です。
受賞の喜びの声
届き次第、掲載します。

ちちぶmagazine 埼玉県


都心から電車で80分ほどの近さにありながら、大自然に囲まれ、埼玉県内の他の地域とはまったく違った文化が育まれてきた秩父地域。様々なお祭りや札所巡り、秩父銘仙、食文化、そして、周囲に広がる自然豊かな山々と、見どころが多く、近年特に注目を集めています。そんな秩父エリアにフォーカスし、単なるガイドブックや観光情報ではなく、もう一歩踏み込んだ秩父のカルチャーとライフスタイルを深堀りしていく雑誌を、秩父出身の編集者が作りました。 2018年11月に発売した第1号では、お祭りの多い秩父地域の中でも最大のお祭りである「秩父夜祭」を特集。江戸時代から300年以上も続いている秩父夜祭の成り立ちから見どころまでを、秩父神社の宮司、郷土史研究家、お祭りに実際に関わる人々など、各方面の関係者にがっつり取材してまとめました。 そのほか、地元の方にも観光客の方にも役に立つ、グルメや観光情報も、地元ならではの切り口で紹介しております。
KOBECCO 兵庫県


1961年の創刊以来、神戸を愛する読者の皆さんと共に、多くのご支援をいただきながら発行を続けて参りました。創刊当初には、司馬遼太郎さん、田辺聖子さん、遠藤周作さんなど多くの著名人にもご寄稿いただき、それは神戸っ子、神戸の宝物でもあります。毎号毎号、神戸の宝物となるような誌面づくりをしております。上質で美しい暮らしにこだわる、神戸らしさを大切にしています。また地元の方以外でも、神戸を離れて『神戸っ子』を読むと、改めて神戸の素晴らしさが分かるというお言葉もたくさんいただきます。これからも、神戸人の誇り、神戸人の郷愁を誘う、そんなコンテンツをお届けしたいです。出版不況の中でも、景気に左右されない、神戸人に根強く支持される媒体を目指していきたいです。
月刊くれえばん 広島県


発行エリアの呉市では昨年の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けました。あれから1年が経ち、7月号では、西日昨年の災害を忘れないために、「防災特集」を企画しました。復興した地域だけでなくまだまだ時間のかかる地域も取材。ただ、楽しい素敵!な情報だけでなく、より深堀した、ローカルならではの取材力で、よりディープな情報を発信しています。特集以外の、連載コーナーも充実しており、食情報はもちろんですが、地域情報や、読者参加型のコーナーも人気。地元企業約180社の「協力会員」に支えらた人・町・企業をつなぐトライアングルメディアです。毎月25日発行。創刊34年、これまでの伝統を継承しながら2019年6月号に誌面全面リニューアル。呉市に住む呉市で働く方へ向けた、呉市をもっと楽しむためのタウンライフマガジンです。
ソワニエプラス 福岡県

全国でも独自の食文化を誇る福岡県、その福岡の食文化発展に貢献する事をソワニエプラスでは目標としています。 ソワニエプラスは本当の「おいしい」情報を掲載することで「すべての読者が未来のソワニエたらんことを」願い誕生しました。「おいしい」は足を運んでみないとわかりません。使われている食材、メニュー作りの秘話、店をオープンするまでの物語など、さまざまなできごとが「おいしい」を作っています。 私たちは、インターネットでは探せない、ここでしか知ることのできない福岡のリアルな食情報を今後も発信していきます。