2020大賞(2誌)

【大賞】
全エントリー媒体のなかから最も優れた媒体に与えられる賞です。
以下、各バナーより各部門の受賞媒体をご確認ください。
  • 大賞
  • 内閣府地方創生推進事務局長賞
  • 観光庁長官賞
  • 自治体pr部門賞
  • タウン誌部門賞
  • ビジネスモデル部門賞
  • 新創刊部門賞
  • 企業誌部門賞
  • タブロイド部門賞
  • グルメ&クーポン部門
  • ライフスタイル部門
  • web部門賞
  • 動画部門
  • 読者投票部門賞(紙)
  • 読者投票部門賞(web)
  • 読者投票部門賞(動画)
  • 隈研吾特別賞


meets!まつら 長崎県

2019年4月27日、長崎県松浦市は「アジフライの聖地」を宣言しました。 あれから約1年半、まちにはそれまで見たこともない“行列”が出来、通りは一気に活気づきました。 その名は遠く東京へも届いたようで、高田馬場のアジフライの名店でも我がまちのアジが重用されることに。今号はその“東京進出”の始終を中心に、一年半のまちの“進化”を描いたものとなりました。しかしながら、特筆すべきは本誌主導で『アジフライグッズ開発』にまで至ったこと。本誌そのものが「キャラ化」、まちに多彩なムーブメントを起こしました。 “紙媒体にとどまらない”紙媒体。地元を巻き込み、紙から“リアル”を起こし“3D”化!PRツールを超え、常に「シビックプライド〜地元が地元を誇りに想う〜の醸成」とともに在ること。まちの自発呼吸を促すこと。これが本誌の編集コンセプトです。

審査コメント

「読むと、アジフライが食べたくなる」というシンプルな感動こそが、この本の力だと思います。アジフライに特化した潔さに審査員一同感動しました。松浦産アジの認知拡大と地域活性化を目指し、昨年4月に「アジフライの聖地」宣言をした松浦市による取り組みの一環であるそうですが、東京・高田馬場にもアジフライの名店が出現するなど確かな成果を出している点も素晴らしい。また、本誌主導による関連グッズ開発をはじめ、地域を巻き込みながらシビックプライドを具現化させ続けている点を高く評価しました。連携店を掲載した食べ歩きマップも充実し、実際に使える本としても仕上がっている。「街と作り手たちの頑張りが見え、応援したくなる」本として大賞に選びました。


受賞の喜びの声

この度、このような栄誉ある最も大きな賞をいただき心から感謝しております。「meets!まつら」の誕生は2012年。当時、漁を生業とする小さな港町だった松浦市が、「誘客を図る=観光人口の流入」を目指すとし、そのPRツールとしての役割を担ったのが「meets!まつら」でした。漁業のまちですから、最初は観光コンテンツ=“まちの宝探し”〜磨き上げが必要でしたが、単なる観光スポットの紹介ではなく、松浦の人々をモチーフとすることを、制作コンセプトに掲げました。表立っているように見えて、「ツール(冊子等)」はあくまで黒子であり、そこに暮らす地元の人々がその胸に湧かせる強いシビックプライドこそ、まちの発展の原動力になると信じて疑わなかったからです。まずは“ファンづくり”。それまで「アジの水揚げ量日本一」であったPRの常套句を、『アジフライの聖地』へ、視点の切り替えを行った友田市長の先見性、それを支えた地元オールの踏ん張り・頑張りがこの度の受賞の理由だと思っています。本当にありがとうございました。meets!まつら編集長 園田祐子



モトクラシー 北海道

モトクラシーは北海道のど真ん中、旭川市を中心とした日帰り圏内の体験や飲食店、お買い物情報をお伝えするツーリズムメディアです。 地元で暮らしている方々(ジモトグラシ)と、地元の人でも知らない穴場(灯台モトクラシ)を紹介する。“モトクラシー”というタイトルには、そんな想いを込めています。 エリアを紹介するのではなく、「美味しいもの食べたい」「お買物したい」など、読む人の感情に応えるカテゴライズをしています。 取材やライティングはもちろん、撮影・編集・デザイン等々、印刷以外はすべて私たちの手作り。3名という少人数体制で、日々楽しみながら頑張って制作しています。ちなみに私たちの本社本業は運送業。私たちの所属は観光企画課という旅行業部門です。 出版事業はド素人ですが、外注を一切せず、完全自主制作だからこそ、読者に届くものがあると信じています。お気軽に手にしていただき、ご活用いただければ幸いです。

審査コメント

地元の暮らしをより楽しく豊かにする事を編集コンセプトに、多くの情報がコンパクトにまとめられ、手に取りたくなる情報誌でした。デザインや画像の構図に至るまで今の時代に即しており、「ページをめくると新しい発見がありそうだ」と、読者をワクワクさせてくれます。構成が分かりやすく目的に応じて情報が整理されており、「使える一冊」としての完成度を高く評価しました。また、QRコードからGoogleマップへの誘導も効果的でバイリンガル仕様になっており、観光においても役に立ち、地域経済活性化への貢献度も高いと思われます。本業は運送業で編集部は3名という少人数体制にも驚かされました。作り手が楽しみながら携わっている様子も伝わってきました。今後、益々の成長を期待します。


受賞の喜びの声

日々、一生懸命勤しんでいる部下2人の励みになるものはないだろうか?そんな想いで初エントリーさせていただいたところ、まさかの大賞受賞。励みになるどころか、凄すぎて実感が湧かないという、不思議な感覚を味合わせていただきました。喜びよりも驚きの方が大きいですが、名誉な賞をいただき、感謝の気持ちしかございません。地元で暮らしている方々(ジモトグラシ)と、地元の人でも知らない穴場(灯台モトクラシ)を紹介していこう。『モトクラシー』は私たちがガイドをする体験型観光商品の造成から始まったプロジェクトです。今ではフリーペーパーやHPを自主制作できるようになりました。全てが素人制作であり、情報の発信力は弱いと自覚しておりますが、情報の信頼度、信用度は地元の方々に認めてもらえてきたかなと感じているところです。地元の事業者様あっての情報誌ですので、これからも3名のスタッフ全員で地域を駆け回り、自分たちの言葉でお伝えしていきたいと思います。次号(2020年12月末発行予定)の完成・発行もお楽しみに!