2015観光庁長官賞 授賞媒体

【観光庁長官賞】
観光誘致・促進につながる観光コンテンツや地域のレジャー情報に関して、企画の切り口や写真、コピーライティング、デザインの表現力に優れている媒体に与えられる賞です。
  • 大賞
  • 観光庁長官賞
  • グルメコンテンツ部門賞
  • ライフスタイルコンテンツ部門賞
  • コミュニティ部門賞
  • ビジネスモデル部門賞
  • 読者投票部門賞
  • 企業誌部門賞
  • 新創刊部門賞
  • 海外部門賞
  • タブロイド部門賞
  • 特別賞


Fのさかな (石川県/無料誌)

海に囲まれた能登半島は多様な海産物の宝庫。半島の内陸部にいても車で走ればすぐ海に辿り着きます。小さな漁港を含めると70ヶ所を数え、今も昔も帰省シーズンや祭りなど人が集うもてなし料理に必ずと言っていいほど海からの恵みで彩られます。都会から遠く離れた土地だからこそ、影響を受けることなく継承されているユネスコ無形文化遺産「あえのこと」神事や、平成27年4月に日本遺産として認定された「能登のキリコ祭り」のように、独特の文化風習が息づいています。この長閑でスピリチュアルな世界農業遺産「能登の里山里海」の暮らしぶりや自然、文化などを織り交ぜながら、世界が注目する日本食の中でも日本人と関わりの深い「さかな文化」を発信して参ります。

審査コメント

能登半島の魚を中心としたコンテンツ構成で、媒体を手に取った人に「能登に行ってみたい!」と思わせ、さらに地元の人しか知らないような穴場情報や地域のお土産情報を掲載していることで、能登半島に行ってからも役に立つという2つの点が高く評価されて観光庁長官賞を受賞です。石川県内はもとより、東京都内の地下鉄駅構内などでも多く配布されているため、首都圏での石川県のプロモーションに役立つ媒体となっていることも高評価でした。能登半島の食材の通信販売や、『Fのさかな』で特集した魚の情報を一冊にまとめた図鑑の制作など、媒体から発展させたビジネスモデルも素晴らしく、北陸新幹線が開通した今、よりいっそう石川県を盛り上げる媒体になっていくことを期待しています。


受賞の喜びの声

『Fのさかな』を編集する能登カルチャークラブの母体は、能登・七尾市にある印刷会社です。私たちの使命は「伝える」こと。10年前、私たちにできる地域貢献とは何か、と考えました。持てる技術を活かし、“さかな”を核に地域情報を発信しようと『Fのさかな』が生まれました。スタッフ全員で企画・取材・撮影・デザインまで、手探りでのスタートでした。 継続は力なりと言いますが、観光庁長官賞を受賞し、今、この言葉の重みをかみしめています。ご支援・応援してくださるスポンサー企業の皆さま、読者の皆さま、取材に協力してくださる地域の方、弊誌を手に取り選んで認めてくださった審査員の皆さまにスタッフ一同心よりお礼申し上げます。  今後も多くの方に能登、石川、そして北陸への関心を高めていただけるよう、価値ある情報の提供に努めてまいります。ありがとうございました。
(Fのさかな編集長 佐味一郎 さま)



やまとびと (奈良県/無料誌)

本誌は、地域の発展やPRの一助になるものを作り、私たちの生まれ育った地域の素晴らしさを多くのひとに知ってもらいたいという想いで作り始めた媒体です。長谷寺参道筋にオープン(平成24年8月)した「やまとびとのこころ店」では、本誌の編集活動を通じて御縁をいただいた作家の作品販売や奈良らしい食文化の再現と提案を試みる「やまとびとカフェ」のほか、着地型ツアーを提案する「やまとびとツアーズ」を併設し、二次元媒体を飛び出して読者の皆さまとの直にふれあうことのできる三次元媒体を目指します。

東九州道ぐるまっぷ (大分県/無料誌)

九州を縦に走る、東九州自動車道。この東九州道が開通し、福岡県北九州市~大分県~宮崎県までがぐーんと近くなりました。「今度の週末、どこに行く?」そんな行先の選択肢もグッと増えました。この東九州道の沿線は、観光地・美味しい食べ物・パワースポットに溢れた魅力・味力満載の、地域密着情報を発信するコミュニティFM各局が、「みんなに遊びに来てもらいたい!みんなに食べてもらいたい!」と、この東九州道エリア内にある、美味しいグルメ・観光の情報をまとめました。ドライブの途中には、各局の周波数にチューニング合わせて欲しい・・・。道路と一緒に、みんなの耳ともつながりたい・・・。新しい出会いが、きっとこの「ぐるまっぷ」から見つかります。

みちくさうるま (沖縄県/無料誌)

「みちくさうるま」は沖縄県うるま市の地域情報を紹介するフリーペーパーです。市内の店舗を紹介したり、「与勝地域」「勝連町・浜比嘉島」等具体的地域の特集、工芸作家をフューチャーするなど、毎回切り口を変えた内容の媒体です。2012年のフリーペーパー大賞で優秀賞をいただきました。姉妹誌といえる「これも、うるま」は、うるま市の特産品に焦点を当てて、モノや作り手を紹介しています。2013年に優秀賞を受賞。うるま市には在日米軍キャンプが二つ在り、多くの兵士と家族が住んでいます。彼らも地域情報を欲しており、創刊以来「英語版」のリクエストがありました。そこで取材先から外国人対応が可能な場所を抽出し、テキストは翻訳家に依頼。写真のチョイスと画像のトーンなど外国人仕様に再編集した英語版「Michikusa Uruma」をこの春発行しました。日本語は一切書かれていませんが「英語が必須言語の方々が地域に一定以上住んでいる」ため、こちらも観光・地域媒体だと認識しています。

JP01 (北海道/無料誌)

人口減少数が日本一の北海道ですが、観光魅力度も日本一で旅行客は年々拡大しています。北海道を元気にするには、交流人口の拡大がカギ。でも紹介される場所は大抵、見慣れた有名観光地・温泉宿・グルメ、の情報が定番です。最近はそうではなく、「地域の日常こそ、自分にとっての非日常」ということで、レンタカー、バイク、キャンピングカー、交通機関などを使って、町境いの標識を見てぶらり道草したり、長期滞在・連泊で地域の人々と交流できたりする、個人客が増えています。彼らが楽しめる現地情報を発信したいと考えました。北海道は「179もの市町村」があり、道民ですら知らない場所が多いので、魅力はたくさん埋蔵されています。また、地域資源で町おこしする人々が増え、旅行コンテンツが各地で開発される中、わが町を紹介する地域情報誌は地域のモチベーションを高めていくことになります。このように北海道で人を動かし互いに結びつくことを目指して、北海道応援マガジン「JP01」を創刊しました。弊誌で、知らなかった北海道の魅力に出合ってください。

HARU (北海道/有料誌)

オホーツクを再発見するテロワールマガジン「ハル」を2012年8月発刊。「ハル」とは、アイヌ語で「自然からいただく食の恵み」を意味します。一般社団法人オホーツク・テロワールは、人が自然環境と関わりながら営む農林漁業を真摯に見つめ直し、持続可能な地域社会への再構築を願っています。その具体的な活動の一環として、オホーツクの自然環境の特性、地域の個性、優良な農産品・加工品の掘り起こしと、そこに生きる人々の暮らしを、雑誌「ハル」を通して表現していきます。

月刊大和路ならら (奈良県/有料誌)

月刊誌ならではの季節ごとのタイムリーな企画を、歴史、民俗、文化的視点で編集。特集記事では大和の伝統行事や社寺の動きをはじめ、国のまほろば“大和”の魅力を独自のテーマで掘り下げています。とくに東大寺に二月堂お水取り特集や正倉院展特集は、毎年恒例となっている人気の特集です。そのほか連載やイベント情報も満載。あらゆる視点から奈良大和路だけをまるまる1冊お届けし、コアな奈良ファンから初心者まで、さまざまな奈良大和路ファンの心を魅了しています。

自然人 (石川県/有料誌)

石川・富山・福井の豊かな自然によって育まれた人と文化を中心に、北陸の魅力を紹介する季刊誌です。北陸の自然と関わりあいながら暮らす楽しさと、脈々と続く歴史や文化、そこに住まう人のメッセージから、読者の皆さんに北陸地方の魅力を再発見していただきます。里山里海をはじめ、人と自然の共生をメインテーマにして、「楽しみたい」、「知りたい」、「触れたい」、「遺したい」と、読者の気持ちに応え、行動を起こしていただくことをコンセプトにしています。「北陸の自然と一緒に暮らし、一緒に歩む」、そんな北陸に住まう皆さんを応援し、「北陸の自然と人が発するメッセージを集めて纏め、ひとつの文化を築き上げたいという願いを込めて、2004年に創刊しました。