2015タブロイド部門賞 授賞媒体
地域密着のご当地コンテンツを中心に、その地域で暮らす人々への有益な情報に関して、企画の切り口や写真、コピーライティング、デザインの表現力に優れている媒体に与えられる賞です。 タブロイド型のフリーペーパーとマガジン型のフリーペーパーでは媒体の性質が異なるため、今回のアワードでは区別して審査することにいたしました。
常陽リビング （茨城県/無料誌）
地域とつながり人と街を元気にする地域情報紙 １９７７年に創刊した常陽リビングは、ショッピングやレジャー、飲食に限らず教育や医療、福祉、文化、歴史、経済、住宅など、いわゆる生活に欠かせないさまざまな情報を網羅した地域情報紙として読者を拡大してきました。特に都内からの転居者および都内への通勤者も多いつくば、牛久、取手、守谷など茨城県南エリアの新住民にとっては地元を知る上でなくてはならない情報紙として支持され、今では地域経済の活性化やまちおこしにも一役買うなど新しい役割も担っています。特に独自の取材網による地域密着の話題提供は他の生活情報紙とは一線を画し、より身近で楽しく読める日刊紙ならぬ週刊紙の役目を果たしています。読者の柱は女性ですが最近は男性読者も多く、文字離れが進んでいる若い世代のファン拡大にも力を入れています。
審査コメント
タブロイド紙はそのほとんどがポスティングで、一世帯一世帯に届くため、どの世代にも興味を持ってもらえるコンテンツや記事の読みやすさが大きな評価ポイントとなりました。今回、審査をした号の特集「アジサイとアヤメの花めぐり」は読んで楽しいというだけでなく、読んだ人に「行きたい！」と思わせてくれる編集内容となっていました。「読めばこのまちを好きになる」というキャッチフレーズも納得の媒体で、タブロイド部門の最優秀賞を受賞です。
受賞の喜びの声
このたびは、タブロイド部門最優秀賞を賜りまして、誠にありがとうございました。社員一同、心より御礼申し上げます。
タブロイド紙は概ねショッピングやレジャー、グルメなど生活情報をメインとする内容が主流ですが、弊紙はそうした情報以外に地域の人や話題、出来事などの取材記事を充実させた「ニュースな地域情報紙」をモットーに紙面構成しております。そのため、読者層は中学生から80代の高齢者までと幅広く、特に他県からの転居者が多い茨城県南エリアにおいては生きた地域情報を得る有効なツールとしてご愛読頂いております。
創刊から38年、当初は知名度もなく村や町の隅々までスタッフがひたすら足を運んで情報や広告を集めましたが、現在はネット社会になり情報もあふれんばかりです。それでも、「毎週土曜日が楽しみ」と待ってくれる読者の期待を裏切らないよう、今後もぬくもりのある紙面づくりに邁進してまいります。
（常陽リビング紙制作事業部 編集局長 仲澤二三子 さま）
江別発の再・新発見タウン情報誌「えべつeye」 （北海道/無料誌）
大都市・札幌のすぐ隣にある江別市は近年は札幌のベッドタウンとして人口が増えていましたが、屯田兵の入植や舟運の要衝などで北海道では比較的早い段階で発展したマチです。しかし、ベッドタウン化により新住民が多いせいか、市民の目線の先は札幌。わがマチを振り返ろうという意識は希薄です。そこで、歴史その他を通して、江別のことを知ってもらう（再発見・新発見）ことを目的に発行されているのが幣誌です。農業も盛んなので、大都市圏近郊農業のあり方が今後のキーワードになるかもしれないことを誌面で示唆しています。
横濱タウン新聞 （神奈川県/無料誌）
地域に根ざした新聞として、今年3月で創刊30周年を迎えました。地元のイベントや注目の人物、お店情報など、読者にとって身近な話題を提供しています。最近ではシニア読者が元気で健康な生活を送れるよう「認知症予防のための筋トレ」の特集記事を紹介し、大反響を得ました。これからも地域の方々から愛される新聞作りをして参ります。
フリーペーパーHoo-JA!（ホージャ） 新居浜・西条版 （愛媛県/無料誌）
フリーペーパーHoo-JA!（ホージャ）は、愛媛県新居浜市と西条市に月2回ポス ティング配布のフリーペーパーです。これから開催される地域のイベント情報を 中心に、読んだ方がアクションを起こしてくれる内容をメインに、読者の方がせ せら笑う様なくだらないコトもマジメに取材したりもします。（添付ファイル は）発行エリアの新居浜と同じ発音の「Niihama」という街がフィンランドにあると聞き、実際に行ってみました。バカなコトをしたと今更思います。
ちいき新聞 （千葉県/無料誌）
千葉県、埼玉県で発行している「ちいき新聞」です。エリア内全戸ポスティングで、毎週金曜発行。エリアを細分化し、地域の情報を読者にお届けしています。数年前から月に1回程度、テーマを決めコンセプト号を発行。4月24日号は母の日前ということで、母の日企画を実施しました。1面は母の似顔絵イラスト。中面には花ギフトガイド、母娘デートプラン提案等、母の日プレゼントを弊紙が提案。投稿コーナーでは母への手紙が掲載され、読者からの反響もとても多く、読み応えのある紙面となりました。今後も地域情報＋コンセプト号を発行していきます。