2015海外媒体部門賞 授賞媒体
地域密着のコンテンツを中心に、その地域で暮らす日本人への有益な情報に関して、企画の切り口や写真、コピーライティング、デザインの表現力に優れている媒体に与えられる賞です。 今年も海外からのエントリーが多くあったこと、ならびに国内で発行する媒体と、海外で発行する媒体の情報発信の性質の違いを考慮し、今回のアワードでも「海外媒体部門」を設け審査することといたしました。

ドイツニュースダイジェスト (ドイツ/無料誌)


1994年4月にスタートしたドイツニュースダイジェストは、創刊以来「現地発!」の情報を配信し続け、今年4月には記念すべき創刊1000号を迎えました。 ドイツ全土に無料で配布されている唯一の日本語メディアとして、ドイツの政治・経済・社会ニュース、当地での暮らしに役立つ様々な情報を発信しています。サッカー選手やアーティストなどドイツと日本の架け橋として挑戦する人物へのインタビューや、旬の話題、現地生活に役立つ制度を取り上げた特集記事、ドイツをより深く知るためのコラムが満載! 暮らしのヒントやストライキ情報などの速報ニュースを配信するポータルサイトは毎日更新中!! ニュースダイジェストは、英国、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ各国で暮らす日本人に向けて、また日本で暮らしながらヨーロッパのニュースや文化に関心を抱く日本人に向けて情報を発信する、欧州発の日本語メディアです。
審査コメント
ドイツ国内に住む日本人向けの情報発信媒体として創刊から21年。1000号を達成したパワフルな媒体であり、そのコンテンツのバランスの良さが高く評価され、海外媒体部門の最優秀賞を受賞です。また、現地のドイツ人に向けてドイツ語で日本の情報を発信する「ジャパン・ダイジェスト」を発行し、ドイツ国内での日本への観光誘客に対する貢献が認められ、公益社団法人日本観光振興協会などが主催する第1回ジャパンツーリズムアワードでも高く評価されたということです。2020年の東京オリンピックに向けて外国からの訪日客が増える中、ドイツから日本への観光を支える情報誌を制作するという視点にビジネスセンスを感じます。
受賞の喜びの声
この度は、海外媒体部門の最優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。ドイツニュースダイジェストが、創刊から1000号という節目を数えるまでに、約20年の歳月を要しました。その間、時代は大きく変化し、フリーペーパーを取り巻く状況も変わってまいりました。しかし、英独仏の三国で展開するニュースダイジェストの読者の皆様の、欧州での挑戦はその勢いを増しております。母国を離れ、「挑戦」を続ける読者の皆様の生活をもっと豊かで快適なものとし、安心と安全な生活の礎となるような現地情報をこつこつお伝えしていくことを我々の使命とし、また、フリーペーパーであるからこそ伝えられる情報があると信じ、これからも1号1号と歩みを進めてまいりたいと思います。日本の読者の皆様にも、ドイツの魅力を発見する場として楽しんでいただきたいです。ドイツから皆様に、大きな「DANKE!(ありがとう)」を!
(編集長 高橋 萌 さま)

DACO (タイ/無料誌)


「情報誌発行とはサービス業である」というポリシーのもと、制作・発行しているタイ・バンコクの無料情報誌です。 生活に必要な情報に加えて、バンコクを中心にタイという「異国」をより掘り下げた情報を提供することで、タイ在住日本人の充実した毎日を応援しています。 なんと言っても熱狂的ファンが付く特集がキラーコンテンツ! 月2回の10ページ前後の特集を17年積み重ねてきたダコ。すべての特集が永久保存版。例えば、タイで活躍する日本人サッカー選手を追った「タイ・プレミアリーグのサムライたち」、バンコクでの生活情報を扱った「タイの野菜カタログ100」、タイの葬儀に関する文化を紹介した「タイに死す」、タイ国内の旅を舞台にした「山岳民族の村めぐり」などバンコク生活に必要な情報とタイのディープな情報のオンパレードです。
Lighthouse(ライトハウス) (アメリカ/無料誌)


1989年に創刊の、アメリカ在住日本人向け情報誌です。現在、ロサンゼルス、 サンディエゴ、シアトル/ポートランド、 ハワイの4地域で発行しています。特 集は「うるおい」(旅行やグルメなどの情報)、「課題解決」(アメリカの保険 やビザ、学費、 就職・転職などの情報)、「勇気・元気」(アメリカで頑張る 人インタビュー)の3本柱を軸に企画・制作し、読者の生活クオリ ティーを上げ るべく日々努力しています。 今回出品する特集は、8/1号掲載の「戦後70年 日系アメリカ人の肖像」。日系 アメリカ人の歴史を伝えられるのは、日本とアメリカの両方を強く意識して暮ら す日系移民の我々しかいない…という思いから、 戦後70年の節目に、戦争体験者 をはじめとする日系人の声をできるかぎり集めたかったのです。大文字の歴史は いくらでも歴史書に 書かれていきますが、日々を生きる個人の小さな声を集め ることこそ、生活に寄り添うコミュニティー誌の役割だと思っています。
NICHIGO PRESS (オーストラリア/無料誌)


シドニーを本拠地にメルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズとオーストラリア国内で幅広く流通する総合邦字新聞「日豪プレス」。永住者向けの生活情報はもちろん、駐在員に向けた政治・経済情報、女性に向けた美容記事や子育て記事など盛りだくさんの内容で再来年には創刊40周年を迎える。編集部には日本での経験も豊富な編集記者がそろっておりフリーペーパーとは思えない骨太な記事も多い。最近では「オーストラリアの食」に踏み込むシリーズで、オーストラリア産の和牛に関する取材が日本から複数舞い込んだ。編集長自らペンを握っているルポ・シリーズ「原発問題を考える」も注目を集めている。ウェブサイトも広く認知されており、ユニークユーザー数、ページビュー数も日系のメディアではオーストラリア最大。紙とウェブ、双方でNo.1ということで最近では両媒体を使ったメディアミックス展開がクライアントにとっても人気となっている。
Weekly LALALA (アメリカ/無料誌)


Weekly LALALAは創刊以来、東京とロサンゼルスの最新情報を満載し、ロサンゼルス・サンディエゴ・ラスベガス・サンノゼ・フェニックスで生活している皆様に 楽しく読んで頂けるエンターテインメントペーパーを発行しております。 また、加山雄三コンサート、辺見えみリトークショーなどの芸能イベントの他、マクロビやJapanese Food & Sake Festival等、食や文化についてのイベント企画・運営も行っています。